W.I.N.G. レビュー:三峰結華編

W.I.N.G. レビュー

今回はコミュ力が高く親しみやすいと思わせることが得意な、三峰結華てゃん編です。
ノリも良くて話やすいじゃーんと思っていると、圧倒的な湿度に溺れることになります。
彼女の内面を知れば知るほど、深い沼にハマっていく感覚は、めぐるに近いところがありますが、
三峰はめぐると違い、明確な罠を設置することがある為、一切油断してはいけないのです。

――やりますかぁ!
こういう時こそ、最っ高に笑えなきゃでしょ?
……みんな、練習の成果見せちゃおう!

ライブ中はずっと飄々としているのが逆に怖

三峰編はとにかく序盤と終盤では、プロデューサーとの距離感が大きく違い、
だんたんと、彼女の内面に迫っていくシナリオとなっています。
親しくなるほど、距離を置かれてしまう。普段のコミカルな振る舞いとのギャップを、
存分に楽しめる。そんな三峰との出会いから見ていきましょう。

プロローグ『雨の中で光る原石』
三峰はスカウト組なんですよね
2人の出会いは雨の中で

担当するアイドルをスカウトしに出ていったものの、なかなかピンと来る子と出会えず、
突然の雨に振られてしまうプロデューサー。雨宿りをしているところに、
三峰が飛び込んで来たのが、2人の最初の出会いでした。
初対面の人にも親しみやすい雰囲気と、アイドルを熱心に応援しているところに、
魅力を感じたプロデューサーは、三峰をその場でアイドルにスカウトします。
三峰は戸惑いつつも、自身もアイドルが好きなこと、プロデューサーの真剣な様子に、
そこまで言って貰えるならと、アイドルの世界に足を踏み入れるのでした。

シーズン1『初めてはソツなく?』

初めての1人だけの仕事ですが、緊張した様子はなく、いつも通りの三峰。
そんな三峰に本当に大丈夫か?とつい心配をしてしまうプロデューサー。
プロデューサーの心配をいつも通りの飄々とした態度で受け流し、
そのままラジオの収録スタジオにへと向かってしまう三峰。仕事の結果は、

今回は楽しそうなラジオだったよを選択

初めてとは思えない程に、しっかりとラジオの仕事をこなす三峰に驚きつつ、
変に心配して悪かったと、謝罪するプロデューサー。三峰は謙遜しつつ、
パーソナリティさんが振ってくれたことに答えるだけになったと、
次の反省点まで自己分析できていることを明かします。そんな三峰に、
プロデューサーは、ラジオ系アイドルの路線も良いかもしれないと、可能性を感じるのでした。

シーズン1(クリア)

無事に一次審査を突破したことを三峰に伝えるプロデューサー。
いつもの調子で茶化しつつも、アイドルになれたことを実感し、そのことを喜んでいるようです。
次の審査も頑張ろうと言うプロデューサーの言葉に三峰も頷き、
次の審査に向けて、気を引き締めるのでした。

シーズン2『ひらり、かわして』

レッスン中のようですが、今日来ているトレーナーは厳しいらしく、三峰はヘトヘトのようです。
心配する様子のプロデューサーに、レッスンが終わったらケーキが食べたいとおねだりします。
そんな三峰にプロデューサーは、本当に疲れているのか?と訝しげになりつつも、
レッスンが終わったら連れて行くと約束します。三峰が喜んだところで、休憩時間が終了します。
明るく振る舞ってはいるが、少し疲れた様子の三峰に、プロデューサーは、

もう少し、休憩時間を伸ばしてもらおうか?を選択

もう少し、休憩時間を延ばしてもらおうか?と、提案します。しかし三峰は、
大丈夫だよ、と、新人がそんな生意気言えないと、一蹴します。心配そうなプロデューサーに、
いざとなったら甘えるから、そしたら守って?とお願いし、レッスンに戻っていくのでした。

シーズン2(クリア)
プロデューサーへの信頼度が上がっていることを感じますね。

無事に二次審査も突破できたことを三峰に伝えるプロデューサー。三峰は思った通りと、
今回も自信があったようです。プロデューサーがその理由を尋ねると、
プロデューサーが頑張ってくれたおかげだと、感謝の言葉と共に伝えます。
徐々に信頼関係が構築されていくことを実感し、W.I.N.G.優勝を目指して頑張るのでした。

シーズン3『湖の奥なんて知らなくていいのに』
額面通りに受け取ると大ダメージを受けることになるのが怖いところ

以前よりも練習に熱が入ってる様子の三峰ですが、プロデューサーは、どこか気になるようです。
疲れてないか?と聞いても、絶好調だと、飄々とした態度でかわされてしまいます。
これ以上追求しても、何も話してくれないだろうと諦め、無理はするなと釘を刺します。
しかし打ち合わせが長引いた帰りに、夜遅く公園でダンスの練習をしている女の子を発見します。

無理なんて1番遠い言葉と言っておきながらこれなのです。

プロデューサーが気になって声を掛けようとすると、相手はなんと、三峰でした。
女の子が夜遅くに、しかも無茶をしないと約束したばかりなのもあって、
プロデューサーはいつになく真剣な表情で、三峰に無茶をした理由を尋ねます。
三峰はプロデューサーの真剣な態度に折れ、自分の心境を打ち明けます。
ユニットメンバーと比べて、アイドルになった動機が薄く、みんなが頑張っているのを見て、
1人だけこんな感じで良いのか?と、漠然とした不安に駆られているようでした。
あまり気にしないで欲しいという三峰に、プロデューサーは、

今回は気にするよを選択

気にするよと、三峰のプロデューサーなんだから、気にするに決まっていると返します。
対する三峰は、三峰のことまで気にしていたら身が保たないよと、距離を置こうとしますが、
身が持たなくても関係ない、見過ごすよりはよっぽどいいと、プロデューサーは言葉を続けます。
プロデューサーの一歩も引かない真剣な様子に、本当に心配されていると感じた三峰は、
今度からは、プロデューサーにも相談すると約束するのでした。

ここまで喰らいついてやっと少しデレる女の子なのです。
シーズン3(クリア)

三次審査も無事に突破し、安堵した様子の三峰。珍しく心配してる様子の三峰に、
プロデューサーも意外だと、少し驚いた様子です。どうやら三峰の心境に変化があったようです。
ここまで来たら、絶対にW.I.N.G.に出てやるぞと、ちゃんとしたアイドルになりたいと、
意識が変わり、改めて気を引き締めると決意するのでした。

シーズン4『ここからがスタート』

大きな会場でライブができるようになる程に成長したアンティーカ。喜ぶ三峰に、
プロデューサーもどこか誇らしげな様子です。大きな舞台を前に、緊張していないか?と、
尋ねるプロデューサーですが、三峰は、楽しんでくるよと、余裕がある言葉を返します。
そんな様子の三峰に、プロデューサーは初めてのラジオ収録の時を思い出すよと呟きます。
三峰は新人ポジションの頃は楽しかったなと振り返ります。そんな三峰にプロデューサーは、
あの頃に戻りたいか?と尋ねます。そう聞かれると、悩むと言う三峰ですが、
プロデューサーは、悩んでるように見えない、と、言います。

約二年後、この言葉が嘘ではなかったと三峰Pは思い知らされることになるのです。

そんなプロデューサーを、三峰は演技派だから、間違ってるかもよ?と茶化します。
プロデューサーは、間違ってないと即答かつ断言します。三峰は最初は驚きつつも、
自分がアイドルの第一歩をやっと踏み出せたことを実感していきます。
そしてプロデューサーに、やっぱりちょっと遅いかなと、少しだけの不安を見せます。

今回はもっと自信を持っていいんじゃないのか?を選択

そんな三峰にプロデューサーは、もっと自信を持っていいんじゃないのか?と言います。
プロデューサーの言葉に三峰は、最初からアイドルになりたくて頑張ってきた、
他のみんなにはまだまだ及ばないよと返します。最初からアイドルになりたいの恋鐘だけでは?
そんな三峰の言葉にプロデューサーは、三峰なら絶対素晴らしいアイドルになれると断言します。
プロデューサーの言葉を飄々と流すように、ステージへと向かう三峰は、振り返り際に、
もっとレッスンを増やして欲しいと、プロデューサーにお願いするのでした。

シーズン4(クリア)
つい本音が出てしまうほどの喜びを見せる三峰

無事にW.I.N.G.出場を果たしたことをプロデューサーから伝えられ、
思わず、本心からの大喜びを見せる三峰。照れ隠しをしながらも、憧れのアイドル達と、
肩を並べられる存在になったんだと、今回はファンとしてではなく、ライバルとして、
競い合う存在になったのだと、改めて実感を噛み締めます。そしてプロデューサーに、
ここまで来たら優勝を取ってくると、意気込みを語るのでした。

準決勝コミュ

準決勝が目前となり、流石の三峰も緊張している様子かと思いきや、
プロデューサーの心配とは反面、余裕があるようです。
その調子なら問題ないな?と、尋ねるプロデューサーに、
安心して見ててと返し、準決勝戦へと挑むのでした。

見事、準決勝に勝利した三峰は嬉しそうにプロデューサーの元へと帰ってきました。
そんな三峰にプロデューサーは、楽しそうにライブをしている三峰は、
最高に輝いていると、褒め称えます。プロデューサーの言葉に、三峰は、
決勝戦も楽しみ、輝いてる自分をみんなに見てもらおうと、改めて決勝戦へ意気込むのでした。

決勝コミュ

決勝戦を前に、流石に緊張している様子の三峰。プロデューサーはそんな三峰に、
いつも通りのパフォーマンスができると思っていると、声をかけます。
プロデューサーからの信頼と期待に応えるためにも、三峰はいつになく真剣な様子で、
決勝戦に勝利する覚悟を決めるのでした。

見事にW.I.N.G.優勝を果たした三峰は、普段見せないような、心の底からの喜びと、
感極まった様子で、プロデューサーと喜びを分かち合います。優勝の事実を噛みしめるように、
もうちょっとだけここに居たいと、プロデューサーにお願いするのでした。

エンディング『覚めない夢のその先で』

W.I.N.G.優勝の実感がなかなか沸かない様子の三峰に、プロデューサーは、
夢じゃないから安心してくれと、声を掛けます。プロデューサーと話すことで、
徐々に落ち着きを取り戻し、優勝の実感を噛み締めます。そんな三峰の様子に、
プロデューサーは、出会った時の頃を思い出し、今は、アイドルになった実感は、
大丈夫そうか?と三峰に訪ねます。プロデューサーの言葉に三峰は、

みんなが声をかけてくれたから、ちゃんと自信を持てるようになったと返します。
そして、いつか三峰が思う理想のアイドルになるよ、とも。
そんな三峰に、プロデューサーは、三峰にとっての理想のアイドルとは?と尋ねます。
プロデューサーの質問に、三峰は、憧れられるのに、相応しいアイドルと答えます。
自分がアイドルとして、昔見ていた場所に立っていると思えるようになったから、
誰からも憧れられるようなアイドルになりたい、とも。
三峰の目標を聞いたプロデューサーは、その夢を、絶対に叶えようなと、力強く断言します。
そんなプロデューサーの真剣な様子に、三峰は茶々を入れずに、改めて、
今後ともよろしくねと、改めてプロデュースをお願いするのでした。

まとめ

あれっ?意外と素直じゃないか?騙されてはいけない
久しぶりに三峰をプロデュースしたこともあってか、身構えていた程は、
捻くれてなく、意外と素直にプロデューサーの意見を聞き入れているなあと感じました。
また、アイドルの理想像が、冬優子と近いなとも感じました。意外と相性が良いのかも
三峰自身はかなりトリッキーなアイドルですが、シナリオ自体は、
自分に自身がなかった女の子が、アイドル活動を通して、成長していくという、
わりと王道に近いストーリーだなと思いました。近づく程、離れていってしまう。
そして気づいたときには、三峰の内面に溺れている。
そんな三峰結華ちゃんを貴方もプロデュースしてみませんか?

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